今朝(米国時間9/13)、Facebookはクッキーを利用してユーザーを再ターゲットするリアルタイム入札式広告のテスト結果を発表した。テストに参加した広告配信ネットワーク、AdRoll、 Triggit、TellApartの調査によれば、新広告の費用対効果は最大で16倍にもなったという。
Facebookが新広告のフォーマットを発表したのはこの6月で、8月には新フォーマットが成功しているという情報が流れていた。GoogleのAdXその他の再ターゲット広告に比べて、Facebook Exchange(FBX)広告は費用対効果の面でクリックスルー率もコンバージョン率も高いことが確認された。
売上が急成長を続けることを市場に納得させるために苦闘しているFacebookとしては、将来FBXが巨額の売上をもたらす可能性があることを示せたのは大きい。
FBX広告は自社サイトを訪問したユーザーに個別のクッキーを割り当てて識別し、そのユーザーがFacebookを訪問した場合に広告を表示するというものだ。たとえば、アパレル関係のサイトである靴をチェックしたが購入には至らなかったユーザーがいるとしよう。FBX広告を利用するとそのユーザーがFacebookを訪問したときにその靴の広告を表示して購入を勧めることができる。いったんある商品に関心を示したユーザーは、その商品を購入する可能性が平均より高い。このようなユーザーを追跡して広告を表示するのが再ターゲティング広告だ。通常の広告より高い成約率が期待できる分、通常より高い広告料を支払う用意がある広告主は多い。
再ターゲティング広告はGoogle始め多くの広告ネットワークで長らく利用されてきた手法だが、Facebookが採用するのはこれが始めてだった。FBX広告は現在、デスクトップ版の右サイドバーに通常のソーシャル広告と混じって表示されている。
FBXのテスト・プログラムに参加した広告ネットワークによる数字は以下のとおりだ。
AdRollによれば、FBXの広告の費用対効果は最大で16倍だった。
TellApartによれば、 FBXの広告主の得た平均クリックスルー率は6.65%だった。これに対してGoogle AdXの平均クリックスルー率は6.41%だった。
Triggitの FBX広告は、平均4倍の利益を生み、クリック後成約率は2.2倍、成約獲得単価は6.5分の1だった。
いずれも素晴らしい結果だが、今回は限定的なテストだったことを考慮する必要がある。メインストリームの広告主がいっせいにFBXを利用するようになるためにはFacebookは今後さらにテストを重ね、ユーザー体験を損なわないようにしながら精度を高めていく必要があるだろう。また現在FBXはデスクトップでのみ利用可能だが、モバイル対応も今後の課題だ。
techcrunch japanより
http://jp.techcrunch.com/archives/20120913facebook-exchange-results/
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